shibatch's journey

日々考えていることをつらつら書くだけです

CKA受験記録をやらかしたことを中心に書く

CKAという資格を取りました。

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これは資格のバッジ

資格取得は約1年10ヶ月前のAWS ASS以来ですね。そのときの顛末は AWS認定ソリューションアーキテクト (アソシエイト)受験記録と合格したのにやらかしたこと - shibatch's journey に書きました。随分資格取得、ごぶさただったんだなぁ。

今回の資格取得はえらい苦労しました。この資格は自分とたぶん相性が悪い。(相性が悪いと言えるのは合格できたからだけれども…不合格のままだとただの言い訳になってしまうので…)いろんな人の合格体験ブログを読むと「楽勝でした〜✌️楽しかった〜🙌」みたいな記事がたくさんあるけどまぁまぁ苦労した経験は残しておく価値はあるんじゃないかと思って書くことにします。

そもそもCKAって何

検索でこの記事にたどり着いた人には釈迦に説法だけれどもかんたんに書きます。読み飛ばしていいよ。 CKAは正式名称はCertified Kubernetes Administrator で、日本語では「認定Kubernetes管理者試験 」です。コンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」に関する資格で、その中でもAdministratorとついているようにKubernetesクラスタの管理をする人向けの資格です。姉妹資格として「CKAD」「CKS」があります。それぞれKubernetesでのアプリケーション開発者、セキュリティの資格となっております。

なぜ受けることにしたのか

業務でもKubernetesを多く活用するようになってきており、自身はSREの立場から網羅的な知識の獲得の必要性を強く感じたから。

勉強方法

巷でよく言われているような勉強法ですね、かんたんには以下になります

  • Kubernetes完全ガイド第2版をひと通り読む
    • 「ひと通り」読んだけれども、CKAにおいて特に重要な章は4章〜13章、19章あたり
  • udemyのCertified Kubernetes Administrator (CKA) with Practice Tests の問題を解く
    • (Mock Exams(模擬試験) はこの時点では解かない)
    • 理解度が不安なセクションは控えておく
  • 理解度が不安だった箇所についてKubernetes完全ガイドを再度読む
    • 自分の場合はService, Ingress, Network Policyあたりが怪しかったのでもう一度読んだ
  • udemyの問題で理解度が怪しかったところを再度解く
  • udemyのMock Examsを解く

こんな感じ。 あと、他の合格記でよく言及されているkubernetes-the-hard-wayはやりませんでした。これは別にやらなくてもよさそうです。

1回目受験して不合格だったときの失敗談

まず前提なんですが一発合格していません。5月に一度受験して不合格になり、一旦距離を置いてから10月に再度勉強を始めて再受験、合格しました。この資格のいいところ(?)は1回は不合格でも再受験できるんですよね。うまく活用できました。

5月受験したときはudemyを講義含めて一通り解いた後、Mock Examsを繰り返し解く勉強法でした。この方法があんまし良くなかった。講義は英語で、まぁ聞き取りやすいし字幕もあるし動画が豊富なので「だいたい分かった」って感じになっていました。その状態でミニテスト、Mock Examsを繰り返し解いてほぼ全問正解できる状態になっていたまま受けたのですが50点ちょいしか取れない。合格点数は100点満点の66点です。思い返してみてダメだった理由を書きますと

  • Mock Examsを繰り返し解きすぎたせいで問題を覚えるレベルになってしまっていた。模擬試験ですべての知識を網羅しているわけではないので少しでも問われる角度が異なると柔軟に対応できなくなっていた
  • Kubernetes完全ガイド第2版はななめ読みした程度だった。細かいところの理解度が足りなかった
  • (これは言い訳だけれども) 試験開始時間になっても監督官が来ず、「え?このまま試験遅れて始まって短い時間で終わったらどうしよう!?!」となった。メールや電話で緊急連絡先に連絡しても音沙汰なしでパニックになった。結局15分後に試験官が何食わぬ顔でログインしてきたけれども精神的にやられた。
  • 補足するとこの試験は試験時間2時間で17問解くもので、だいぶ短いので、冷静に問題の難易度を見極めて解きやすい問題から解いていかないと効率よく点数がとれないのでsy…

こんな感じです。だいたい3週間くらい、業務の合間を縫う+休日を使って勉強したと思います。まぁ勉強不足はありました

不合格後、合格するまで

ここで一旦疲れたので距離を置きました。自分の経験則で、資格って一発で取得しないとズルズル不合格を重ねちゃうってのがあったので一旦離れたのです。その後、9月末に家族旅行へ向かう途中の新幹線の中でふと「さすがにこのままではいかんのでは〜?」と思い直し試験の予約を新幹線の中で行い、旅行から帰った一週間後から勉強を再開。また3週間くらい上に書いた「勉強方法」の内容で勉強して、無事合格とあいなりました。

冒頭でこの資格、「相性が悪い」って書いたけれどもなぜそう思うかと言うと、試験時間が短いので問題を正確に把握する能力が問われ、しかも問題の難易度はまちまちなので、途中の問題で詰まったらさっさと次の問題に進むのがいいのはわかってるんですが、ただ自分のクセで最初の問題からクソ真面目に解きがちで、1回目に受けた時は前述の通りパニックに陥っていたのもあり時間足りない〜終了、という悪いパターンにはまったためです。問題を解く順序はとても重要な試験だと思います

その他Tips

  • 不合格になった場合(そんな人自分以外にあんましいないのかもしれませんが)、間はあまりあけないほうが良いです。当たり前ですが。知識は揮発するのでもう一度勉強し直すハメになりますね。
  • 試験で使うPCは当日一度再起動しておいたほうが良いかもです。2度目の受験のとき、ブラウザが固まってしまって何も入力を受け付けなくなってしまいました…しばらくしたらブラウザは動くけれどもブラウザ上に表示されているターミナルが動かない状態に。監督官にブラウザを再起動してください、と言われたので「本当にやっていいの?セッション切れちゃわないの?」と半信半疑になりながら再起動したら戻りました。焦った。…というわけでこういうリスクを少しでも減らせるよう、PCの再起動くらいはやっておいても良いかもしれません

これから

問題範囲が似通っているCKADを取得したいです。おカネは払った。まだ受験日程は決めてないですが11月中には1度受けます。合格したいなぁ。